七五三は地元の氏神様で七五三は子供が社会の一員として、世の中に認められていく為に必要なものです。
日本には子供の成長を祝うお祭りが多くあり、七五三もまたそうした、お子様のよりよき人生を願う習俗です。
古来、「七つ前は神のうち」という言喭(ことわざ)があり、これは「七才になるまでは、子供はまだ霊的なもの」という信仰に基づくもので、三才、五才、七才と、決められた年数ごとに地元の神様、すなわち「氏神様」にご挨拶をし、その守護を受けた「氏子」となる事によって、晴れて地域の一員とみなされる様になりました。
氏神様は地域の神様であり、地域を結びつけ、地域をお護り下さり、そこに住む人々の幸福の為におられる神様です。七五三は、有名な神社に出向いたり、家族だけの内々のお祝いというものではなく、氏神様にお参りをし、誕生の感謝と健やかな成長を祈願し、地域社会全体から祝福されるものであると考えます。
社会全体が、一人の人間の成長をお祝いする。
また一人の人間が、社会との繋がりを自覚していく。
こうした連帯感は、人間が幸福に生きる上で不可欠なものです。
お子様の人生の門出をお祝いする儀礼として、皆様のご参拝を願うものです。